Joel on Software 感想
今更私が紹介するまでもないのですが
年末年始で「Joel on Software」を読了しました。
- 作者: Joel Spolsky,青木靖
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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感想としては、仕事を始めた影響かもしれませんが
共感できる部分も多いなと感じる内容が随所に見られて
良い本だなというのが全体的な感想です。
若干同意できなかったところとして2点ほどありました。
一つ目は、Joelは前提として「仕様書を世の中のプログラマは書きたがらない」をおいて
「やさしい機能仕様」という記事を書いているようなのですが、ここはちょっと前提に同意できませんでした。
この文書がかかれた時代 & Joelの置かれていた環境と現代と自分の置かれている環境は大分違うのかもしれません。
自分の感覚では、仕様書は書きたい/書いて欲しいものだと認識しています。
というか仕様書がないとコード書きたくないです。
(ただし仕事の上でコードを書く場合という前提です。趣味というかお金が直接絡まないようなコードの場合はこの限りではないと思います)
もう一つの同意できなかった点としては、Joelは「テスト駆動」というものでは仕様書がないなど全体的に誤解してそうな印象を受けました。
(こちらも、当時と現代では大分変わってきているのだと思います)
テスト駆動で開発したからといって仕様書が不要になるわけではないし、顧客に仕様を決めてもらうという事はないはずです。
テスト書くために当然仕様は必要ですし、顧客と相談する回数は増えるかもしれませんが、顧客に決定してもらう必要性はないはずです。
もちろん、顧客が望む方を選択してもらう場面は発生するでしょうが、これは普通の開発プロセスでも同様の場面が発生すると思います。
上記2点以外では非常に共感できて良い内容でしたので、まだ読んでない方は是非読んでみることをおすすめします。